「劇団おおぐち」とは

劇団おおぐちは、2019年のゴールデンウィークから
社会人・学生まぜこぜで活動している演劇集団です。
こってりどっぷり演劇しつつ
仕事・学業・その他もろもろ欲しい兎は全部追う
そんなわがままスタンスで
平日夜に、週末昼に
どこかの稽古場に集まっています。
「煮詰まりすぎて煮え切らない」半端な『人』の魅力を味わう
そんな舞台をお届けします。
ご挨拶

劇団おおぐちを主宰しております、旭 杏子(あんず)と申します。
お初にお目にかかる方も、すでに知っていただいている方も、どうぞよろしくお願いします。
突然で恐縮ですが、私には『好きな色』がありません。
小学校高学年の、とある授業のことでした。
「好きな色を選んでいいよ」と折り紙を渡されたとき、『きれいだなあ』と思っていざ選んでみると……どうにもこうにもしっくりこない。他の子の選ぶ一枚一枚、どれをどう漁ってみてもなぜか心が躍らない。
自分が『きれいだなあ』と思っていたのは隣り合う折り紙どうしの色の組み合わせであって、『単色』にはまるで興味がなかったことに、その時、初めて気が付きました。
何色でもなく、何色でもある。新たな視界の幕開けとなったのです。
あれから十年以上たちすっかり大人になった私の、基本スタンスは変わっていません。相も変わらず『単色』は味気ない。
無数の色が蠢き、脈打ち。陰に日向に光を放つ。
それこそが私の思う『美しさ』であり『人』であり、劇団おおぐちでお届けしたい全てであると締めくくりまして、ご挨拶といたします。
今後ともぜひご贔屓にっ。
おおぐち主宰・旭 杏子