過去公演

『わが世界』スタッフ


衣装メイク

後藤百合子 古瀬夕美香 ななみ

演出からの一言

「わが世界」で出てくるキャストは、総勢16人。登場人物を単位にして数えると、合計20役は下りません、大変な大所帯です

そして、その全ての役・全てのダブルキャストにあてられたあらゆる衣装・ヘアメイクに関する全ての業務を一手に担っていたのが、衣装メイクスタッフの皆様です。

皆様1人残らず全員おしゃれなのが流石。華やかでした。

累計70種以上の衣装が用いられている「わが世界」で、その全ての衣装の所在を把握し、それぞれの役柄を反映させつつ全体のバランスやキャストに馴染むよう、試行錯誤を繰り返して衣装案を調整。限られた時間で迅速に着付けやヘアメイク......とにかく総力をもってして、演出のイメージをそのまま具体化していただきました。

特に大下夏実さん演じる「屋島夏代」の衣装は、要求した演出本人でさえ内心「これは本当に出来るのだろうか」と不安に思うような代物だったものの、いやはや......実現していただきました......ここまでイメージから少しも離れず具現化していただけるとは、正直思っておりませんでして、それだけに、フライヤー撮影会で完全に着付けた大下さんが─もとい、屋島ちゃんが降臨した時の感動たるや。自分の作ったキャラクターに一目惚れする日が来ようとは。とても幸せな体験でした。

ここでは語り尽くせないほどの様々な尽力あって、「わが世界」という舞台はとても鮮やかに彩られ、お客様に見ていただくことが出来ました。
決して楽ではない局面の数々に、しっかりと冷静に対処してくださった衣装メイクの皆さんの存在は、これ以上ないほど心強いものでした。


宣伝美術/劇中劇フライヤーデザイン

天野志保 

演出からの一言

「わが世界」における宣伝美術スタッフさんの業務は、大きく分けて二種類ございました。

一つは、「わが世界」そのもののフライヤーの制作。
そしてもう一つは、作中に登場する舞台「FOUR HAND」のフライヤーの制作。

写真撮影からイラストデザインまで多岐にわたるそのお仕事を、おひとりが担当してくださっています。
演出は絵も写真もできない人間なので、あくまで素人目に見た感覚でしかないのですが、「美しい」ものを描いたり撮ったりするだけでなく、「美しいの種類」を自由自在に調節でき、その中でさらに洗練させていける、素晴らしい力をお持ちの方だなと感じます。
この方の写真やイラストを見ると、毎度毎度、美しさに心臓がざわつくような、美しさに撃たれたような、そんな嬉しい動揺を味わえます。これがときめきでしょうか......。

素晴らしい才能を持つ一方大変チャーミングな方でもあります。
キャストさん全員の写真を使用した「わが世界」フライヤーの撮影現場では、撮られることにあまり慣れない様子の人も多い中、手際よい撮影と茶目っ気ある掛け声により、滞りなく且つ楽しく、自然な表情を次々収めてくださいました。キャストさんの魅力をたっぷり収めた写真の数々によって、思いがけない発見ができたことも印象深いです。

一方、「わが世界」の本編の中で、主人公・源川たちが準備を進めている架空の舞台「FOUR HAND」"連弾"を意味するタイトルを冠したその作品のフライヤーは、本編中では大下夏実さん扮する「屋島」がデザインしたという設定になっていますが、先に述べたように、こちらのデザインも宣伝美術さんが担当されたものになります。

それなりにイメージは固まっていても、それを具体的なデザインに昇華させることのできない演出めが必死に言葉だけで説明したものを、丹念に聞き込んでは調整を重ね、しかし大胆にご自身の感覚を発揮し、演出が言葉にできないまま潜在的に抱えてしまっていたイメージのど真ん中を掘り起こしたような圧倒的「これだー!!」感のある作品に仕上げてくださいました。「屋島がデザインした」という設定への説得力もあるのがまたすごい。すごい以上の言葉が出ないほどに、素晴らしすぎる......。

演出、ひたすら感嘆の声を漏らしてばかりで、イメージに還元しづらい言葉ばかり重ねてしまったので、ご苦労も多かったのではと思いますが、そうした中で、常に想定以上の感動をくださったことにありったけの感謝と、尊敬をお伝えしたいです。せめて十分の一でもこの文章で伝われ......伝われぇ......。


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